ボート運搬時の固定方法

ボートキャリアを自作する場合、一番気をつけなくてはいけないのが、ボートの固定方法です。
市販のキャリアと違い、走行時の安全の保障はどこにもないので、
これだけは各自が責任を持って何度も、徹底的に安全を確認しておかなくてはなりません。

ただ・・・すべてを自分で考えるのは大変なので、ベテランアングラーのみなさんのホームページには
良いアイデアがたくさんあるので、それらを参考にして、
自分の車、ボートに最適な積載方法を見つけてくださいね^^

私のボートの固定方法は、剛性のある一体型FRPボートののメリットを生かして、
船体側面にステンレスのU字金具を4か所つけて、
それぞれロープで車のキャリアバーに固定する方法です。

左が前部、右が後部のキャリアの画像です。

 

ロープはクレモナロープの8ミリで、長さは前が1,5メーター後ろが2メーターで、
ステンレスのスナップを両端につけて、
ロープの端はほつれないように、専用の熱収縮チューブをで保護しています。
ステンレスのスナップをつけていると、固定に時間がかかりませんね^^
また、結びムラの心配もありません。


大切なことは固定するロープは必ず複数本にすることです。
以前のフリージアボートでは、サーフボード用のキャリアでほぼがっちり止まっていたので、
10メーターのロープ1本で済ませていました。
ロープ1本で、それぞれのU字金具とキャリアバーを固定することは可能ですが、万一切れたら終わりです。
4本のロープだと、1本が切れてもまだ十分な強度があるのですが、
それでも、一応予備のロープを積んでおいたほうがいいと思います。

また、この固定方法にする場合は、U字金具に相当の負荷がかかります。
ボートの内側は、普段はやや大きめのワッシャーをかましてネジを固定するんですが、
強度を出すために、ドーリーと同じようにアルミ板1,5ミリをかましています。
(画像はドーリーの取り付けのところにあります。)
ここまでしておくと、強度は問題ないと思います。

あとは、これ以外にも急ブレーキ、急発進時のボートの飛び出し、ズリ落ち対策も必要です。
私の場合、通常はボートの側面にロープ4本で固定するだけですが、
高速道路を走る場合などには、特に飛び出し防止のために、
予備のロープで前のキャリアバー2本とバウカバーのクリートを結んでいます。

この固定方法はかなり頑強なようでで、今のところ急なカーブでも、
急発進でもほとんどボートがグラつくことはありません。
ただ、一体型ボートはまだまだビギナーなので、まだまだ想定外のことが起こる可能性があるので、
まだまだ良い方法を探して勉強していきたいと思っています。

剥製工房★GALAXY