ミニボートに乗るキッカケ

アオリイカブームの昨今、シーズンになると漁港などのポイントはどこに行っても人・人・人・・・
当然場所取りは熾烈で、今までに何度となく地元の人と、
遠征して来たアングラーの間でのトラブルを見てきました(++)

中でも多いのがこんなケース。

アオリイカが釣れるのは、夕方から夜間にかけてがメインなんですが、
いいポイントで釣ろうと思えば、昼頃からそこに行って場所取りをしないといけません。
実際に私も場所取りの為に、数時間ぐらい前から、友人と話をしながら待ったものでした・・・
ところが地元の人は、クーラーだけを場所取りの為に置いて家に帰り、
夕方の時合になるとやって来て、そこでずっと待っていたアングラーとトラブルになる・・・^^;

ずっと昔からその港でイカ釣りを楽しんでこられた、地元の人の気持ちもある程度理解できるし、
遠方から来てずっと待っていたアングラーの言い分もわかるので、
どちらが悪いとは言わないけれど、こんな状況にずっと嫌気がさしていました。

和歌山ではもっと加熱していて、殺人事件にまで発展するケースも何回か報告されました><
こうなれば「もう釣りどころではない・・・」と感じて、私は大好きだったアオリイカ釣りを、
一時完全に止めました。
やはり楽しくなくては釣りではないし、遠くまで行く意味もありません。
そして、自分のペースで、廻りを気にせず気ままに楽しみたいし・・・^^

これはアオリイカ釣りのケースですが、他のシーズンでもいいところで釣ろうとすると、
どうしても同じように場所の問題を考えざるを得ません。
この駆け引きみたいのなのも嫌だったし、だいたい、遠く和歌山や日本海にまで遠征しても、
ショアからだとしれていて、たいていはアジや小型の根魚がパラパラぐらいというのが関の山・・・;;
港でたとえ大物を釣ったとしても、ちょっと沖に出ればそれが並のサイズなんて言うこともよくあるし、
このへんにショアからの釣りの限界を感じていました。

それに社会人にとって休日は限られているし、その中で釣りに行ける日はもっと制限されます。
その「限られた休みを最大限に楽しみたい・・・」
こう考えると「やはりもう沖に出るしかない・・・」というのが私の結論でした。

もう1つは、シーバス釣りとの兼ね合い・・・
私はこの釣りが大好きで、今でも秋になると完全にボートをたたんで、シーバス釣りに専念しています。
ところが春から初秋のシーズンは、このシーバスもイマイチパッとしない・・・
「一番の魅力は魚が大きいこと」と思っているだけに、HITするサイズも中型が主体では物足りないし・・・
この時期は魚のコンディションも良くないし・・・^^;

こんな理由で、秋以外のシーズンはキスやガシラ狙いでよく遠征したのですが、
それでもやっぱり、ショアからはたいした魚は釣れなかったし、
だいたい、本格的な釣りのシーズンが秋だけというのはあまりに寂しい・・・TOT
こんな考えも重なって、2002年暮れにボートを購入しました。
2003年からは1年を完全に2つに分けて、春から初秋まではボート、
秋から早春まではシーバス狙いのパターンで楽しんでいます。
私の場合「その時期に一番楽しい釣りを・・・」と考えたらこのようなスタイルになりました。
おかげでオフシーズンがグンと短くなって充実した釣りライフをエンジョイできるかわりに、
他のことをする時間がほとんど無くなってしまいました・・・(TOT)

剥製工房★GALAXY