ボートの積載方法〜フォレスター編〜

カートップすることを前提で選んだ、この2代目のフォレスターですが、それでも、そう簡単には行きませんね・・・><
別のページの〜カートップの車選び〜で記した、「私が考える3つの条件」はクリアしているのですが、一つ大きな問題が・・・
それは、スポーティーな車?なので、キャリアバーが低いことなんです。
一番低いところは、バーの上からルーフまでの長さが、なんと!6cmしかありません。
ジョンボートや、平坦なアルミボートだったら大丈夫かと思いますが、
特にこのホープのボートは、バウカバーが異常に高く、サイドのラインより、なんと12cmも高い・・・
(このボートを使っていていつも思うことが一つ・・・
このボートメーカーは本当にカートップアングラーである、経験者の方が作っているのだろうか??
バウカバーが高いだけでなく、その凹凸のある形には、前車の時も相当苦労させられました><
このクラスのボートはカートップでの使用が前提のはずです。
このような形にすると、カートップ出来ないことくらい、普通に考えたら分かりそうなものなんですが・・・)

さて、いろいろ言っても仕方がありません。
この問題をクリアするには、キャリアバーの高さを12cm以上にしなくてはなりません。
でないと、車のルーフにバウカバーが擦れてしまいます。
となると、最低でもキャリアバーの高さをあと7cm程度上げないといけません。
そこで考えた方法が、既製品ですが、カーメイトのボートアタッチメントIN420を使用すること。
こうすると、後ろのキャリアバーはローラーで高さが約7cm上がるのでギリギリ大丈夫です。

前のキャリアバーは画像のように、2×3材(63ミリ×38ミリ)の木材をラッカースプレーで黒く着色し、使用しました。
木材の固定は、コーナンで購入した黒のコの字アングルです。
これをM6×40ミリのボルトでキャリアバーに貫通させて蝶ネジで留めています。
そのコの字アングルの上に木材を置いて、M5×25ミリのサラタッピングネジで固定しています。
木材の上にスベルレールを乗せて、間にL型金具を入れてM5×40ミリのサラタッピングネジで固定し、
L型金具にD型ゴムをはめているのは前回と全く同じなので、そちらを参照してください。
木材の左右はボートキャリアIN420の前の金具をそのまま使用しています。

このフォレスターにはリアスポイラーがついているので(いらんねんけど・・・)、同じくカーメイトのボートスライドキットを使用しました。
前回は、ヤザキのイレクターで制作したので、そのまま使おうか迷ったんですが、このイレクターパイプは強度があまりないので、
ボートを積載する時に、かなりグニャっとしなってしまいます。
そうすると、リアスポイラーに干渉するし、何よりも、錆びて強度が落ちた時に折れる不安があるので、今回は使用しませんでした。。

さて、カートップ専用のカーメイトのボートアタッチメントだけでなく、スライドキットまでも装備し、これで万全のハズです。
しかし・・・いざ、これで積載しようとすると・・・あきませんがな!
後ろのボートローラーのローラーとローラーの間にボートのバウカバーがすっぽり入って全く動きません・・・><
ボートローラーはバウカバーを超えて、サイドのガンネルの部分まで行かないと回転しないので、
ここで急遽、ボートローラーをスライドキットのバーに付け変えました。

すると、今度はうまくいきました^^
車にホボートの先端を立てかけた状態で、ローラー部分にボートのサイドガンネルが当たるので、ボートを少し持ち上げるだけで、
簡単にローラーが回転して、ほとんど力を入れなくても、自動的にボートが積まれて行きます^^
途中からはスベルレールの効果と、前車よりも高さが12cmも低いことも相まって、
信じられないほど、楽チンです^^
以前はちょっと気合いを入れないとダメで、この釣りは体力勝負で50歳超えたら無理?
なんて心配してたけど、この方法だと、ほとんど力は要らないです^^

ただ、後ろのキャリアからボートローラーを外したので、こちらも木材を使って、かさ上げしなくてはなりません。
やり方は前のキャリアと全く同じです。

さて、これでめでたくカートップすることが出来ました^^
後はボートの固定ですが、最初はボートアタッチメントの付属のベルトで固定するつもりでしたが、
ボートローラーをスライドキットに付け変えたので、これは不可能になりました。
キャリアバーの位置が前車とほぼ同じなので、前回と同じように、ボートに付けた金具とキャリアバーをロープでつなぎます。
この方法が一番簡単で、強いと思うので、これだけで全く問題ないことは実証済みです。
これで十分なのですが、日本海などの遠征時や、高速を使う時だけ、保険用に、付属のベルトも併用する予定です。
どれだけやっても過剰過ぎることはないのですが、これだけやると安心感が違います。

ちなみに、付属のネジで、ステンレスでないものについては、形が特殊なものを除いて、全てステンレスに交換しました。
さらに、錆を防ぐため、全ての金属のパーツは、KURE666のマリンフォーミュラーを吹いています。
キャリアの部分の付属のカバーは、錆で鍵が開かなくなるので、使用してません。
カバーには錆止めの効果はあると思うので、鍵を壊して、接着するかもしれません。

それでは、画像の説明を少しだけ・・・
下の2枚はボートを積んでない時の状態です。
後ろがゴチャゴチャしていて見にくいですが、
左の画像が前のキャリア、右の画像が後ろのキャリアで、スライドキットを伸ばした状態です。

 

下の画像が実際にボートを積んだ時の画像です。
3方向から撮影しましたが、バランス的にも前過ぎず後ろ過ぎず、ちょうどいい位置に固定されていると思います。
また、ボートが水平かつ、ルーフと平行なのが分かります。
(ここで一つの疑問が・・・ボートローラーは本来後ろのキャリアバーに付けるものです。
でも、こうすると、後ろのキャリアバーだけ高さが7cmも上がるので、ボートが水平ではなくなるのでは?
キャリアバーの高さにこれだけ差があると・・・本当に大丈夫なんかいな???


 



ボートを積載した時の固定部分のアップの画像です。
多分、十分過ぎるほど強力に固定されていると思います。
少々スピードを出しても、ボートは全く動きません。


 

最期に一応、使用した部品や、送料込みの価格を参考までに書いておきますね。
比べてみると、カーメイトのセールをしていたこともあって、ほとんどがアマゾンで購入しました。
もしか不明な点などありましたら、メール下さい^^;

キャリアバー
ステー : 5,143円
フック : 4,442円
バー165cm×2本 : 5,696円

スライドキット
キット一式 : 13,483円
延長バー200cm×2本 : 9,300円

ボートアタッチメントIN420 : 21,685円

コの字アングル : 525円×4
SPF2×3材182cm : 398円×2



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