爆釣=乱獲??ROCK FISHING。

これは2005年4月29日の釣行記にも少し書いた、
ちょっと気になっている『根魚釣り』についてです。
当日はベタナギで、深場で根魚のランカーを狙ったんだけど、
レギュラーサイズのガシラの大漁という結果になりました。
初夏になると活きアジ餌なので、アジのサイズによって狙う魚をある程度は選んで釣れるのですが、
キビナゴ餌ではそんなわけにもいきません・・・
もちろん大漁という結果はうれしいんだけど、こと根魚に関しては少し複雑な心境になります。

というのも、成長が遅い魚だけに『釣り荒れ』る心配があるからです。
実際、昔(といっても15年ほど前)は神戸や垂水の港のテトラからでも本当によく釣れました。
今思えば、当時釣れていたガシラは10〜15センチぐらいだったから、
既に釣り荒れによる小型化は始まっていたと思います。

根魚はまず大きいのが先に釣られて、徐々に小型化し、
小型を釣りつづけると、やがて居なくなります。

残念ながら現在の大阪湾沿岸(陸からに限る)がそんな状況です。
日本海や和歌山まで遠征しても、岸からでは大物はほとんど望めません・・・
ボート釣りの場合でも、有名ポイントでは既に小型化が始まっているし、
このまま釣りつづけると同じような道を歩むことに、ちょっと危機感を感じます。

ま、私ぐらいの平凡なアングラーで、いつもいつも大漁に恵まれるわけでもないし、
杞憂なのかも知れませんが、根魚はいるところにはいるし、
貪欲な魚だけに釣り荒れていないところでは、そんな私でも本当にカンタンに釣れてしまいます。
釣り過ぎた分や小型はリリースできたらいいんだけど、これについては1つ疑問が・・・

50メーター以上から釣った魚はほとんどが胃袋反転しています。
魚によっては目が飛び出すことも多いです。
こんな状態の魚をリリースしても生きていくことは不可能でしょう???
バラしても浮いているし・・・胃袋反転だけだったら、時間がたてばそのうち回復するのかなぁ?
でも、上からはカモメが虎視眈々と狙っているので、そんな悠長なことは言ってられません><

他の方のHPを拝見していても、根魚の爆釣画像は、時々載っています。
「釣りすぎて筋肉痛になった・・・」なんていうコメントが載っていたりもします。
でも、私自身、拝見していてうらやましいというよりも、あまりよい気持ちがしないのが正直なところです。
今までと違い、これからはHPにて全釣果を公開しますので、
私のHPでもしか同じ思いをされた方がおられたら、非常に申し訳なく思います。

根魚釣りは面白いし、食べてもおいしいし、(今のところ)ボーズはないし、お土産も確実にキープできる、
本当にありがたい、貴重なターゲットです。
いつまでもこの釣りを楽しみたいものです・・・
たくさん釣っても食べきれないし、惰性で食べるか、近所・友人にお裾分けするのが関の山なんで、
活きアジが釣れるまでは、おいしく食べる分だけを釣っったらこの釣りをやめて、
ジギングでもしようかなぁ・・・^^;;

剥製工房★GALAXY