必殺??『テトラ撃ち』

サーフに並ぶテトラ・・・どこにでもある光景ですね。
目に見えるポイントだけに、真っ先に狙うのだけれど、なかなか釣れない・・・^^;
しかし、某サーフでよく出会った「A氏」は、テトラ回りにべったりとはり付いて、いつもグッドサイズをGETされていました。
みんなが集まる河口には全く目もくれずに・・・

そんなA氏から「テトラ撃ち」の極意を伝授して頂いたのを、私なりにアレンジしたもので、私が始めたわけではありません。
(A氏からもHP掲載の了解を得ています)
最近はめっきり見かけなくなったA氏。
自らを「転勤族」と言われていたので、どこか遠くへ行ってしまったのかなぁ・・・

そんなA氏は、私と同じようにバスからシーバスの門を叩いた方で、
なんでもバスの「NBC」に所属していたという、筋金入りの「バス釣りの達人」です。
そんなA氏のタックルも、バス釣りそのもの・・・
バス用の7ftのベイトロッドにベイトリール。
そんなA氏いわく、
「テトラにつく魚は、べったりとテトラに身を寄せて、ホバリングの状態で、波でテトラを越えて、
フラフラットしたベイトを捕食していて、コレを釣るにはテトラぎりぎりに落とさないとダメ・・・
1メーター離れるとまず釣れない」とのこと。


しかし要領は分かっていても、ナイトフィッシングで、さらにサーフは風の影響をまともに受けるため、
1メーター以内に落としつづけるのは至難の業・・・
A氏によると、だから「バス用のベイトタックル」なんだそうです。
なんでも、自ら「くわえタバコを落とすなんて朝飯前・・・」というA氏、
「常に50センチ以内には落とす自信がある」そうで・・・(^^;

確かにバスをやっていた人はキャストがうまい・・・、そして器用・・・コレばかりはシーバスアングラーはかなわないでしょう。
私はバス上がりのわりにはたいしたことはありませんが、それでも多少のアドバンテージには・・・???

それから、私もテトラを撃つようになったんだけど、やっぱり持ち前の「ノーコン」が災いしてか、ルアーを亡くす・・・(TOT
古い「K−TEN」なんかを使うから、ルアーは亡くしてもいいんだけど、
「ラインシステム」まで亡くすのがイタい・・・>O<
これを何回か繰り返すと、精神的になえてしまう・・・

コントロールに自信がある「A氏」は電気ルアーや、グローカラーのルアーのリップをカットして狙っていたんだけど、
やっぱり高いので亡くすとダメージが大きいし・・・TT

で、私なりに考えて、行きついたのがコレ。
タチウオの引き釣りの要領で、ルアーの1メーターぐらい先に75ミリの「ケミホタル」をつける。

これは意外にうまくいきましたね。
テトラの際に落とせない原因は、風よりも、ルアーを見失ったり、見にくいから遠近感をつかめないのが大きいみたいです。

それから慣れないうちは難しいけど、A氏いわく「ちょっと荒れた日」がいいそうです。
「テトラを波が越えて、サラシがかるく広がるぐらいがベスト」で、
「こんな日は警戒心が薄くなってHITしやすい」んだそうです。
私の経験でも、いいところに落ちてそこに魚がいれば、実際ほとんどが着水HITか、ハンドル1回転目にアタります。
だから、A氏は「潜るルアーは必要ないのでリップをカットしている」とのことです。

この「テトラ撃ち」で、延々と順番にテトラを撃ちながらサーフを歩くのですが、
だいたいいつも魚がついているテトラは決まってますね。
1つのテトラをとってみても、中央部は浅くなるので、私は両端をメインに狙います。
と、言ってもグッドサイズが多いものの、数は出ませんね。
もっともサーフ自体が、そんなに魚のストック量が多くはないので・・・

この釣りは「釣れた」より「釣った」という実感を味わえる、どちらかというと「テクニカル」な釣りです(^O^

キャストに自信のある方は、是非トライしてみては??

剥製工房★GALAXY